アマチュアの写真家の展覧会だとテーマやモチーフに向き合っていないことが多い。考え方や気持ちの話をよくされるが、むしろ技巧を重要視しているのではないかと気になる。この前見かけたのはひまわりを撮影しているのにほぼ全てとぼけた実相寺アングルみたいになっていた。
絵だととても上手に写真を描いていることがわかる。技巧が優れているから余計に写真の写しに見える。写真の写しってなんだよ、机上の上か脇の下かよ。

運動部などで練習中にやる気のないものは去れ的なことをいう昭和があったが、その通りで技巧を身につける練習をするにはやる気という気持ちがあって始まっているのだ。いいことを言う。多分言葉のあやとこちらの勝手な読み取り方だと思うが。
あ、目のあるものを描く時は目をある程度先に描いたほうがいいね。最後に瞳を入れる的なのはやめたほうがいい。あれは表情が後回しになっているので最後まで迷って描くことになる。迷いは完成度にネガティブに影響するので迷いを少なくすることが漠然としているが良いものを作ることになる。