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ヴェネツイア クイーン
MARIBU SKIN. making
毎回映像を作る時は小道具を作っています。
その小道具の作り方です。作り方はプラモデルの制作方法に準じています。
スケッチを書きます。十字架にみえるけど十字架じゃないデザインにしました。先端の赤いのは血です。
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バルサ材に書き写して切り出します。このときはバルサで作るつもりでした。
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しかし、途中で割ってしまったことと、意外と削りだすのに時間がかかり、仕上げの時間を取る余裕がなくなりそうだったので、紙粘土に素材を変更しました。これは形を出すのが早い反面、乾燥させる時間が読めないのではないかと最初は躊躇していました。
しかし、ドライヤーや気温の高い日に車のダッシュボードに置いたりして、乾燥時間を短縮させ、布やすりや紙やすりで形状の仕上げをしました。
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塗装です。いつものように模型用のスプレーとアクリル絵の具で色を付けていきます。
下地にジェッソを塗っています。紙粘土といっても石紛粘土。それでもやっぱり毛羽立ちます。絵の具も吸収されてしまうので、ジェッソは必要です。ジェッソというのはアクリル絵の具の下地作りようの素材で隠ぺい力が強く白色をしています。そのまま塗ると濃すぎるので、薄めながら調子をみて塗ります。
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スケッチと同じ仕上げまで持っていきました。
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スケッチどうりのシルバーはどうにも軽々しいのでガンメタリックをオーバースプレーします。できるだけ影になりそうな部分に吹きます。その上にアクリル絵の具で赤や茶色で色を付けます。薄く、薄くね。
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何とかガンメタとシルバーを交互に塗り重ね、血を染めるように塗っていき、その辺にあったペン型のエナメル塗料のクロムシルバーでハイライトをこすって出来上がりとしました。
本は適当なものがあればそれでも良かったのですが、探すより作ったほうが同じ時間と手間がかかるなら良いと云う判断で自作しました。
イメージはこんなでしたが、分厚すぎると制作不可能なことがわかったので、当初の予定の半分以下の厚さにしました。
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本を自作というのは本に見えればいいので、つまり束見本を作るのです。
束見本というのは普通に売っている本が完成するとどれくらいのボリュームになるか確認する為に作る本の見本です。
ダンボールを切り出し、折り目の跡をつけます。結構強くつけないといけなかった。
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表紙のデザイン。普通の本やテクスチャ集から合成した全体にMALIBU SKIN.のアルバムジャケットからモチーフを載せました。
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中身。撮影現場で中身が見える可能性もあるので、多少は作りました。たしか聖書の一ページです。これを加工してプリントしました。
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中身を数ページずつステープラーでまとめてそれらを木工ボンドで固めで表紙に強引に木工ボンドでくっつけました。
表紙の紙が繋ぎきれなかったり、白身が出たところはアクリル絵の具で塗りつぶしています。
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