航空自衛隊の戦闘機の垂直尾翼の側面に描かれている6桁の番号を機体番号という。機体領収年号(下一桁)、登録順位、ハイフン、機種区分番号、製造番号の順で組まれている。
例を書くと
43-8508
2014年に受領したF-2A/Bの戦闘機で製造番号が508となります。今年は2014年なのでこれはありえないのですが、例です。登録順位は任意のものが決められていて、Wikipediaなどによると、
番号/プロペラ機/ヘリコプター/ジェット機
0/KAL-2/-/F-1/B-747
1/T-34A、T-3、C-46D/EC-46D/H-19C/T-33A、T-400
2/T-6D/F/G、YS-11P/NT/FC/EA/EB H-21B/F-86F/RF-86F、F-15J/DJ、U-125A
3/T-28B、MU-2S/J、B-65/S-62J/T.55、F-2A/B
4/E-2C KV-107Ⅱ-5/A-5/F-86D、E-767
5/C-130H/KC-130H/-/T-1A/B、U-4
6/T-7/-/F-104J/DJ、T-4
7/-/CH-47J/F-4EJ、RF-4E、KC-767
8/-/UH-60J/C-1/EC-1、XC-2
9/-/-/T-2、U-125
F-2A/Bだと3です。
機種区分番号は
番号/区分
0/未区分
1/輸送機
2/-
3/その他の固定翼機
4/ヘリコプター
5/練習機
6/偵察機
7/(F-86F)
8/戦闘機
9/-
F-2A/Bは戦闘機なので8です。
製造番号は機種ごとに割り当てがあり、
機種/製造番号
T-1A/803~
T-1B/451~
T-2/101~
T-3/501~
T-4/601~
T-7/901~
T-400/051~
U-125/041~
U-125A/001~
U-4/251~
F-4EJ/301~
RF-4E/901~
F-1/201~
F-2A/501~
F-2B/101~
F-15J/801~
F-15DJ/051~
YS-11/151~
UC-1/001~
E-2C/451~
CH-47J/471~
UH-60J/551~
C-130/071~
B-747/101~
E-767/501~
KC-767J/601~
MU-2/201~
V-107/801~
となりまして、F-2A/BはAなら501以降、Bなら101以降を入れます。6桁の内、下3桁の製造番号は機種にもマーキングされます。機首にある3桁の数字が垂直尾翼にある6桁の下3桁と同じ数字ともいえるのです。車のナンバープレートの様な内容だったのですね。どういう意味なのか分からなくてもやもやしてたのがスッキリした。