日本で怪獣と戦う場合、主に陸上兵器の利用が多い。平成からは航空機も活躍するが、それでも補助であったり、司令塔だったりする。司令塔や補助こそ陸上兵器が適役だと思うのだけど。で、戦車などで全高50m以上100m未満の目標を攻撃するのは足元くらいしか狙え無いじゃん。まじめに戦えそうなの対空砲を装備してる自走砲とかそんなんじゃん。でもそれでは絵としてけれんが少ないじゃん。ということで普通は高所から狙ったほうがいいんじゃないかとか、陸上兵器は怪獣の移動した場所にたどり着くには時間がかかりすぎるのではと思ったので、戦闘機を考えた。時代を考慮するとF-86でいいじゃんなのだが、戦車も無しというわけにもいかず、この戦車が飛行機以上になんともいえない状況なので、戦車に合わせてオリジナルを考えるのだった。
F-98という名称は現実では戦闘機ではなく、ミサイルに命名されている。このミサイルは後にGAR-1になり、さらにAIM-4に改名された。ということで、時代は全く整合性は無いが、飛行機には命名されていないのでF-98ということにする。嘘の話なのでまあいいじゃないですか。
嘘ついでにF-98という名称なのに開発は日本で行われていて、実質国産戦闘機ということにしよう。目茶苦茶だが、これでF-98のスピンアウトストーリーが作りやすい。
F-86が恰好悪いと思っていて、嫌で嫌でたまらなかった。続くF-104も恰好悪くて嫌だなあと思っていた。単純に見た目にヒーロー性が少ないからだ。アメリカ海軍の艦載機はかっこいいのにどうしたものかと残念だった。微妙なレトロ感も嫌だ。もうこの頃はダブルデルタのドラケンだって飛んでいる。しかし、このドン臭くもかっこ悪いF-86みたいな感じをかもしつつ、かっこ悪いと思ってしまう特にノーズあたりを考えたのがこちらだ。
正面から見ると断面が三角に近くなるようにして、徐々に円に変わる。が、底面は平たいほうが都合がいい気がする。主翼はそのまま低翼で、後退角度も同じかやや下げて。下げてって表現があっているか分からない。F-98は亜音速機という設定にしているので、あまり速そうに見えないことも大切なのです。主翼の位置も“俺のこの時代に考えうる最強スペック戦闘機”ならば中翼がいいかもしれませんが、単にF-86の代替としてのデザインなので、強度を不安視して安パイを狙った低翼がいいなと思います。でもMIG-15は中翼なんだよなあ。いくつも写真を見てるとMIG-15も良く見えてくる。気持ちとしてはかっこいいF-86、弱々しいF-100かな。といいながら同時期のMIG(19や21)を見てると、これこそクソかっこ悪いと思っていたのに、部分だと形としては面白く見えてくる。
色は自衛隊のF-1を意識して思いつきで塗った後に確認したら全然違った。
このままだとコクピットが小さい気がするね。
戦車が考証無視で適当すぎるから飛行機も合わせたほうが良いと思ってつらつら考えてみてるけど、これはオリジナル戦闘機でもあるのだった。ということでうっかり初めてまじめに戦闘機デザインしてますよ。
できるのか?