何度目かの七人の侍を見た。

七人の侍(1954年 日本 監督/黒澤明) クライテリオン版のBDを見たので感想。 画面のレイアウトが物語の心情を表している。この映画に限らず、レイアウトの気配りが映画的に感じることだと思う。 人物が画面の中でどこにいる…

何度目かの野良犬を見ていた。

野良犬(1949年 日本 監督/黒澤明) 終戦から5年後の日本が舞台で、当時はそれが現代だったのに、今見ると過去の話をしているようだ。現代は何時までも現代じゃないんだね。 戦後を直接扱わずに戦後を描いていると思います。 …

何度目かではない、雨あがるを見た。

雨あがる(2000年 日本 監督/小泉堯史) 平田弘史さんの描く武士の漫画はラストで殆どの武士が死に向かい、全滅するように死ぬ。この映画は結末以外は平田弘史さんの漫画のように、浪人の辛い生活とその中でも優しさや安らぎもほ…

何度目かの乱を見ていた。

乱(1985年 日本 フランス 監督/黒澤明) 三本の矢の逸話を聞いた子どもが実際に三本とも折って「違うじゃーん!」といって、大人に反発する子どもという図式をそのまま取り入れている。楓の方のキャラクターが蜘蛛巣城に登場す…

何度目かの羅生門を見ていた。

羅生門(1950年 日本 監督 黒澤明) 何度かTVで見て途中で寝ました。名作を前に寝るとは何ということだ!と思って、リバイバル上映に足を運び、頑張って最後まで起きていました。起きていましたということは見てはいないのだ。…