キンアカをご存じだろうか。金赤である。主に印刷業界で使われることの多い言葉で色の名前だ。Y100% + M100%の所謂赤色だ。自覚がなくても印刷物を見たことのある人は必ず見ている色だ。
で、なんでキンアカなのか、金の赤なのか。聞いた人はほぼ疑問に思うのではないか。僕は思いました。何でかと。しかし仕事は何事もなかったように進み、キンアカとはキンアカであるまま時は過ぎていった。
昔懐かしい赤チンなどは塗ったときに金色にギラリと光ることがあり、これに関連があるのではないかとうすうす気がついてはいた。
そして何気なく検索すると、
赤チンの金色っぽく反射するこれをブロンズといい、特に印刷のキンアカで使われている顔料が印刷され乾燥して顔料が表面に出てくるとハイライトに金色のブロンズが出てくるのです。この金色を称してキンアカとなったのです。きちんと理由があるじゃないか、言えよ、おっさん。
キンアカはY100% + M100%と言いましたが、これだけではなく、特色としてのキンアカもあります。これについては印刷会社によって違います。まさにキンアカ的な場合もありますし、単なるマゼンタじゃないかと言うしかないような場合もあります。