背景描いてる。ロケハンしてきた写真を見つつ、ほぼそのまま手抜きしながら描いています。背景と言いながら前景部分もあります。今回は動きが少なくて単純なものなので情報を増やすやり方として前景を意識してます。後ろに風景があって手前にキャラクターがいるというには立体感が不足しているのです。景色という空間の中に異物がいることで作品世界をインスタントに表現したいのですね。インスタントなのは尺が短いからです。
毎度背景を描いていると、以前作った地下アイドル関連のアニメ風の映像で背景を描かされていたのを思い出し、さらにパチンコの案件でも背景を描かされていたのを思い出してどんよりしてしまった。背景はほんとに苦手で出来れば描きたくないのに、イラストレーター様が小指立ててかわいらしい女の子の絵しか描かないために、何も言えずにしょんぼり背景描いてましたがな。
そうはいっても今回は自分しか描く人がいないし、お金もないので描く人を雇えないのでした。写真見て描けばいいし、現実そのままを書かなければいけない理由もないので適当に取捨選択すればいいし、まぁ、やれる範囲でこつこつ描けばいつかは完成するので地道に描いています。
カットに合わせて動く部分とキャラクターが入る部分はレイヤー分けしてあります。背景とキャラクターのタッチが違うのはあんまり好きじゃないので、今回唯一のキャラクターのドテドンと同じようなタッチで描いています。作業量として限界を超えていいるような場合などは現実的なやり方模索しますけど。