フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?
小林章 美術出版社
発行は2011年。
ドイツのフォントメーカーのライノタイプに所属するフォントデザイナーによるフォントのエッセイ。
主にヨーロッパ方面の街で見かけた看板やパッケージのロゴタイプやフォントについて解説してくれるのだが、単に好みではなく、なぜこの文字なのか、由来など簡潔に書かれていて、フォントがいかに好きかが伝わり非常に読みやすく、読んでいるこちらもフォントにより興味がわいてくる。
日本の書体については触れていないので、アルファベットのフォントのあれこれをそのまま日本で転用することは出来ないけど、フォントを見るきっかけには物凄く参考になるんじゃないかな。専業のグラフィックデザイナーじゃない人こそ読むといいと思った。