映画的惑星の怪獣動画を作ろう!のタイトルコールver.1.5

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ロゴタイプがいくらなんでもあんまりなので治した。ロゴと言っているがここ以外では使うところが無い。
たいした事はしていないので恥ずかしいがどのように作ったか画像で追ってみよう。前回にも書いた事が殆どなので重複が多いです。

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多分知りたいのはこの怪獣のカットだと思うのでそれで解説します。
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まず風景写真をバラします。その前に安いカメラで撮ったので赤みがあるのでそれを取っておきます。
これは空。建物が動くのでのりしろとして空を広げます。スタンプで適当に塗ります。建物が残っているのはそこは実際には見えないから。僕は面倒くさがりなのです。
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一番奥の建物。これは動きませんが手前の建物を動かすのでついでに切り抜きました。ちまちまパスを作って切り抜いたりしません。適当にアルファチャンネルを作ってマスクします。
怪獣が入るので一旦怪獣の話します。
怪獣はいくつかのパーツに分けている。いくつかはアゴとそれ以外なんだが。
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怪獣は昔におもちゃに石粉粘土で改造したもの。改造点は部品の合わせ目消しつつボリュームアップし、胸とお腹にディティールを入れていますが今回は胸とお腹は見えません。色も塗り替えています。
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単に切り取るだけだと動かしたときに隙間が出来るので適当に描き足す。
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背中の何だか分からないものはディティールが甘く、このままでは全高27cmのおもちゃなのが丸出しなので必死に隠す。ごまかしであると同時に視点から遠くなると再度が落ちるのでそういったことも再現している。
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怪獣の素材を全部あわせたもの。改めてここでも彩度などを調整している。
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風景に戻ります。土埃。これはAfterEffects(以下、AE)で適当にフラクタルノイズでマスクを作ります。
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ビル。本来は写真の真ん中にありました。怪獣をメインにする為に向かって右へ移動させました。
動くと見える部分は足してあります。
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それ以外のビル。マスクを作って適当に切り抜きました。街灯のかかっているところは適当に横の画像を拾って埋めています。看板は怪獣の横に位置するものだけ作りかえました。きちんとやるなら全ての看板を作りなおすべきでしょう。再三ですが僕は面倒くさがりなのです。
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動いたときにの残像用。同じ画像の透明度を変えたものです。
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街灯。直線部分はパスで直線を描いて切りました。
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街灯の残像用。街灯は横に動くのでコントロールポイントを下のほうに移動しています。
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全部の画像を重ねるとこうです。このサイズだをこれでよさそうですが、解像度が上がると怪獣がばれるし、雰囲気も作りたいので色を調整します。色はこの時代とは違いますが、少し古い印象になることを想定します。これは今後制作する映像のテストでもあります。
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彩度を下げます。感覚ですが半分くらい色を残すと後々複雑な効果を生みます。またディティールも潰します。これは素材の一番画質の悪いものに合わせる為です。軽くぼかしてからアンシャープマスクをかけます。ややノイズも入れます。安易ではありますが。軽く入れることで擬似的に粒子感を出してフィルムの雰囲気を少しでも出せたらと、切抜きのエッジを馴染ませる効果もあります。気休めですがね。
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黄色をかぶせます。これはフレームいっぱいの平面を黄土色に塗りつぶしたものをただ乗せただけです。タダといってもAEの合成モードくらいは変えています。
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さらに上から下へのグレースケールのグラデーション画像をかぶせます。これも合成モードや透明度は変えています。動きに関してはカットごとにヌルオブジェクトでペアレントして適当にキーフレーム打って揺らしています。怪獣はピンを打って動かしています。
作業自体は基本的なことばかりなのでこうやって説明する事も無いですが、僕が基本を忘れちゃうので覚えですね。
むしろ必要なのは大きなものは何故大きく見えるのか、小さなものを大きく見せるにはどうしたらよいか、常に観察することだと思います。

てことで、次、行ってみよう!

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