FDM方式の3DプリンターZortraxのイメージキャラクターなのかどうか分からないが、販売代理店アドウィクスにていろんな状況で配布されている象虎を塗った。
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もともとZortrax m200買うぞ!と意気込んでいたのだが、ちょっと事情があって購入できないままになっていて、この象虎フィギュアを貰ったのに何もしないのは申し訳ないと思って、塗っちゃいました。
塗ったのはFDM形式の表面処理を自分なりに考えたかったからだ。
FDM形式はソフトクリームのようにプラスチックを積層する方式だ。だからどんなに精度が高くても細かく積層出来ても積みあがった段差は必ず出てしまう。そんなのサフェーサー吹いてやすればいいじゃん!なのだが、FDM形式はムクではないのだ。中身はハニカムのような構造になっていてザックリ言うとスカスカなのだ、威勢よくやすると穴が開くのだ。また、ABSでも前に書いたように表面の厚さは薄いのでスチロール樹脂のプラモデルのつもりでやすってしまうとディティールがあっさり消えてしまうのだ。
普通のプラモの場合、サフェーサー程度で小さな傷くらいしかカバーできないが、FDM形式で出力した物体はその傷が全身に均一についているような状態で(あくまでも例えで全身傷だらけではない。)、細かいディティールとほぼ同じ状態になっている場合もあり、考え無しでいきなり塗り付けたり、吹きつけたりすると、積層の段差もディティールも全部埋まってしまうのだ。埋まったら掘り出せばいいなんてことはできず、サフェーサーが溶けて固まるのですでにディティールはつぶれているのだ。何度も書いているがこれを気軽にやってしまったので今回なら目の辺りのディティールはほぼ無くなってしまった。プラモ用にサフェーサーを筆で丁寧に塗るのがいいんじゃないかと思う。筆で塗っているのは場所によってサフェーサーの厚さを変えたいからだ。大きなもので広範囲ならば一旦スプレーで塗ってからでも良いかもしれない。大きい出力は体験していないので分からない。ただスケール感もあるから積層跡をそのまま活かすことも考えたもいいかもしれないね。
ここで描いているのはプラモデルとしてプリントした場合で、フルスケールの実用品などだと話は違う。
今回もアクリル絵の具で塗っている。
出来るだけ黒いところは黒ではなく、三色以上を混ぜて作った黒に近い色にしている。