近所で飛燕のスピンナーが見つかったから終戦関連の展示で公開するというから見に行った。
いつからやるのか記事が出たときは書いてなかったし、展示会はたいてい有料なのでスピンナーだけに有料は辛いとか思ってしまったので結果的に最終日前日までノーマークのままででした。気がついたときは最終日。慌てて行ったんですよ。
写真撮って良かったので撮った。
展示のボリュームは小さかったけど、各務原市が飛燕を熱心に押しているように見えた。
タイヤもあった。これは疾風
こっちが飛燕。どちらも本当はこのように二つのタイヤは繋がっていない。これだと機体に引き込めないからね。
大き目の模型。ディティールはざっくりしてるけど、デッサンがきちんと取れているのではないかなと思った。
当時の基地とその周辺の地図。建物はスタイロフォームで立体化してあった。
基地の位置は変わっていないが、形は結構変化がある。
カウリング。エンジンのカバーで、機首を顔に例えるとあごに当たる部分。
枕頭鋲というものを間近で見たのは始めてて、こんなに枕頭しているとは思わなかった。美しさは精神じゃなくて研ぎ澄まされた技術の先にあると思った。
細かな錆びも重なると鋲の位置が分かりづらい。しかし位置関係は正確なので1つ認識できれば見えてくる。
カウリングの裏側。鋲の位置が理解できる。外に出てくる鋲を内側へ出しているような感覚だ。鋲の並ぶ部分の補強も観察だ。
スピンナー。この塗装の緑も川崎グリーンとのこと。カワサキの緑の守備範囲は広い。
色はあまり参考にしないでほしい。だいぶ違う。これだと結構黒っぽい。
お寺か民家の天井裏にあったようで、当時の子供がこれで遊んでいたらしい。
全体に付いている傷の理由は不明。
どのように付いた傷かはともかく、地金に直接塗料を塗っているような感じがする。塗膜はかなり薄いのではないかな。
ここでも枕頭鋲が非常にきれいだ。そんなにミリタリー詳しくなく、ましてや飛燕は名前と形が一致する程度しか興味が無いがこの鋲が見れたのは良かった。
小学校にある記念館のゴミ箱として再利用されていたものもあった。