DirCasterはポッドキャストは配信する為のRSSを自動生成してくれるスクリプトです。
一旦仕込むとほぼ空気のような存在になってしまうので、仕込み方を忘れてしまう。それくらい自動でRSSを生成してくれる。
最近久しぶりに使ったり、説明しないといけなさそうなので先に書いておく。
まずダウンロードしよう。の前に、ポッドキャストとRSSについて簡単に説明するとポッドキャストはiTunesとiOS機器を利用してさまざまなデータを配信することです。さまざまなデータとはmp3などのオーディオデータ、pdfやepubなどのドキュメント、mp4などのビデオデータなど様々なのです。
RSSはウェブサイトの更新情報を簡単にまとめたものを配信するフォーマットで、拡張子はいくつかあります。
RDF site summary(RSS 0.9、RSS 1.0)
rich Site summary(RSS 0.91)
really simple syndication(RSS 2.0)
このように同じRSSでもいくつかあり、ポッドキャストで利用するのは最後のRSS 2.0です。
てなことで、ダウンロードしよう。ここね。http://www.dircaster.org/
ダウンロードしたら解凍後、設定ファイルを編集してポッドキャストしたいデータと同じディレクトリにアップロードするだけだ。
ここで前提がある。自分用のウェブサーバを用意しなくてはいけない。これはレンタルでOKだ。そうじゃないときは出来合いのブログサービスを使うことになるが、その場合はDirCasterは使えない。そういう場合はRSSを生成するサービスが既にあることが多いので調べてみよう。
具体的に進めてみよう。
解凍したらdircaster.phpとdircaster_config.iniがあることを確認しよう。フォルダlib_getid3はライブラリなのでこれも一緒にアップロードする。何もいじらず、そのままでいいよ。
内容を編集するのはdircaster_config.iniだ。dircaster.phpはファイル名を“任意の1バイトの名前”.phpに変更しておいたほうが僕は良いと思う。
dircaster_config.iniを編集しよう。
サポートするファイルの種類(sftypes)がバージョンによっては、現在配信できるフォーマットより少ない場合がある。アップルのPodcastを制作するページあたりに載っている。配信したいフォーマットが無いときは追加しておこう。
タイトル(titleTAG)は自分のポッドキャストの番組名を入れる。
説明(descriptionTAG)は番組の説明。あんまり長くないほうがいい。
リンク(linkTAG)はポッドキャストするデータが置いてあるページのURL
著作権(copyrightTAG)は著作者などの表記。
言語(languageTAG)は番組内で主に使われている言語。僕の場合は日本語なのでjaと入れる。
イメージ画像のURL(rssImageUrlTAG)は登録されたときに使う画像のURL。毎回更新されるポッドキャストデータにくっついている画像のことでは無いので注意しよう。
露骨な表現・Yes Noで(explicitTAG)は番組内で性描写や暴力的、差別的な内容を扱っているかどうかだ。
要約(summaryTAG)は番組の掻い摘んだ紹介だ。説明と変わらないと思ったので同じ文を入れている。
著者(authorTAG)は作った人だ。殆どは著作権と同じ名前が入ると思う。
所有者の名前(ownerNameTAG)は誰がこのポッドキャストを持っているか~、だと全然説明になっていないが誰かに依頼して作った場合など別の人の名前を入れたら良いなじゃないかな。
カテゴリ(topCategoryTAG)はiTunesに登録するときに選ぶカテゴリ。
サブカテゴリ(subCategoryTAG)はさらに細分化したカテゴリ。
編集するのはこのくらいの項目で、他はデフォルトで構わない。
準備が出来たらFTPアプリでアップロードする。まだ完了しない。パーミッションを変更だ。
dircaster.phpは755
dircaster_config.iniは644
これで設定完了です。
あとはポッドキャスト用のデータを更新すれば毎回自動でRSSを生成してくれます。