SketchTimeの使い方の続き、描いた絵の透明度について。
この前のこれをエクスポートして透明度について確認してみよう。
エクスポートするときにバックグラウンドを透明に設定しよう。設定方法については昨日のエントリーを参照して欲しい。
エクスポート先はとりあえず写真だ。昨日から写真と言っているのはiOSアプリの「写真」のことだ。
書き出してもこのようにしか見えないので、果たして透明になっているかは分からない。しかし、黒いところが透明になっているのだ。
よくみると描いた部分もうっすらと黒っぽくなっている。それは何故かと問うならば、色自体の透明度が100%未満だからだ。
PCへコピーして確認してみよう。
IrfanViewを使っているのだ。これはWindows用の画像などを見るためのアプリケーションだ。リサイズや回転、簡単なカラコレ(色調整)などが出来る。バッチ処理も出来るのでインストールしておくと便利なフリーウェアだ。
[blogcard url=”http://www.irfanview.com/″]
さて、IrfanViewでみるとこのようになる。やっぱり黒い。
仕方が無いのでPhotoshopで開けてみよう。
チェッカリングの部分が透明になっているのだが、これだと非常に分かりやすい。さすがだ。さすがで終わっては良くないな。Photoshopで開けるとアルファチャンネル付きの画像ではなく、いきなり透明度のあるレイヤーになっていた。ということで透明になっていることは確認できた。ちなみに書き出されるフォーマットはPNGだ。
iOSの音楽アプリはAudio Copyなどを使ってアプリ同士相互にデータをやり取りすることが出来るものがある。
ペイントアプリ同士はとりたててそういった機能は無いが写真を経由して似たようなことをやってみよう。
SketchTimeの透明度が他のアプリでどのように反映されるかなんですが。
まずSketchTimeで描く。
分かりやすいように不透明の黒でドローイングしている。
写真にエクスポートしてからAdobeIdeasで開けてみよう。
レイヤーを確認すると写真レイヤーとして認識された。
写真を経由しているので仕方が無いといえる。直接インポートというかやり取りできれば透明度を活かせるかもと思うが、AdobeIdeasがPNGをサポートしないとね。
【2014年11月頃、AdobeIdeasは開発が終了し、Adobe Illustrator Drawに役割が引き継がれました】
今度はSketchBook Mobileで開けた。
いきなり塗っているが、こうなっているということは透明度が有効で、そもそもレイヤーとして認識してくれているということだ。
このようになっている。Sketch Book Mobileは新規レイヤーは常に上に作成されるので後から背面に移動している。
これなら相互にやり取りできる。
やり取りできるだけでアプリケーションを使い分けて仕上げることは無いかもしれない。というのはそれぞれのアプリでスケッチするなら完結できるからだ。あえて言うならSketchTimeで描いてしまってから、やっぱりきちんと着色したいのでSketchBookMobileを使おうとかこれを下絵にしてAdobeIdeasで描きこもうとかそういうのかな。あ、これが連携か。
改めて描き比べるとAdobeIdeasのほうがさくさく描けるんだよね。描線を補正してくれるアシスト機能もあるので金額を気にしなければこちらを勧めたい。
あんまりSketchTimeを褒めていないけど、落書きをするには楽しいアプリだと思う。筆跡をムービーで見れるのも楽しい。これを動画として保存できるといいのにね。
全然書いて無いけどスタイラスはあったほうがいい。拡大して描いてもスタイラスの有無は大きい。
他にもペイントソフトはあるので手に入れたら比べてみよう。