TO-YAのビデオを撮りました。

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TO-YAというソロミュージシャンのビデオを作りました。公開版は別の人が編集したもののようなので見ていません。これに関しては思うところあるんですが、作り方とは違う話なのでいづれまた。
一つの曲で二本作りました。同じ素材で二本作ってるし、雰囲気はあまり変わらないから一本でいいじゃないかなんですが、中心になってるのが違うし、映画とかそれこそ歌でも宣伝ポスターなど複数あるから映像も複数あってもいいじゃないかと思ったのです。僕が作る範囲ならお金は同じですしw
作った本人ですからその二本の映像は手元にありますが公開しません。当たり前のこととして別の型が編集したものがオリジナルとして公開されているようですし、公開の許可ももらっていませんので。メイキングの公開許可はもらっています。

やってることは毎度同じで外で撮って繋いで色を変えるだけです。一本はカット短めでもう一つはややルーズに繋ぐようにしました。こういったミュージックビデオを作るときに最初にやる仕事は曲を聴きこむことです。音源を受け取ったらできるだけ毎日どころか毎時間聞きます。僕はジョギング中に聞いています。曲に何が出てくるかとか、タイミングとか考えたりします。でもほとんどは単に歌えるくらいに覚える程度です。
ロケ地はいい廃墟があったのでいつかロックバンドの映像が撮れたらいいなとぼんやり思っていたら、主にアコースティックのソロミュージシャンの映像になりましたよw という廃墟。オープンスタジオじゃないのでいつ無くなるか分からない一期一会です。制作中は二本を区別するためにこちらをミソカツバージョンと呼んでいました。理由はお昼にミソカツを食べたからです。

とはいえ、廃墟も撮っただけでは廃墟にならないので工作します。ここももう撮れない場所です。
コントラストを上げて(同じ設定でやると暗いところと明るいところが潰れすぎるので、慎重に作業するふりをしつつざっくりやります。神経質すぎるのはよくないです)

彩度を下げて、(完全に下げずに色を感じる程度にしています)

緑色をかぶせます。(緑のベタの平面を合成モードを変えて乗せているだけです。)

廃墟は実物を見て良いと思っているのですからこのままでいいはずなんですが、どういうことか撮るとそうでもなくなるので、思ったような感じになるようにします。主に色彩です。カットによっては単純に彩度をなくしている場合もあります。


このカットは失敗していて使わない予定でしたが、フェードの雰囲気が合うんじゃないかと思って使っています。若干コントラストなどを調整しています。

急に決まった話だったことと、初めて会うので何しようか困りまして、困ったら若いときは走れってことで走らせました。その割には全力ではしていないのは僕がついていけないからです。それでもカメラが若干追いかけ気味になることで走っている感じは出せるんじゃないかと踏んでおりました。常に走りをフォローし続けるとスピード感が乏しくなりますからね。

二本目も同じように作ります。これを多めに入れたかったのです。イメージは五人ライダー対キングダークです。実はもうすっかり忘れてしまっていて多分こんなような場所でロケしていなかったなという雑な記憶をたどっています。こちらを制作中はスイカメロンバージョンと呼んでいました。ロケ地にスイカメロンと書いた箱があったからです。

ダークな感じが足りないので工作していきます。

コントラスト調整

彩度コントロール

青色平面を重ねる。ただ撮っただけですが、雰囲気作れました。

ほぼ撮ったままの絵も使っています。もっと色彩の強弱をつけても良かったなと反省です。毎回反省ですね。

撮りながら意識してこととしてTO-YAをできるだけセンターに入れるようにしています。おのずとサイズも揃ってくるのですが、12mmレンズを多用しているのでセンターにいないと歪むのです。結果的に常にセンターにいる不思議な感じになりました。iPhone用のカメラリグ、DIJ OSMOも使いましたね。ブレは大幅に軽減されるのでその点はよいですが、僕は要らないかなと思いました。主にレンズと被写界深度を変えられないことですねぇ。カメラアプリのFilMic Proを使えばまぁましにはなりますが、万能ではないし、これはこれの良さがあるとしても、いつもこれで他はも要らないってことはないなあ。ぶれているのを手で補正しながら撮ったほうが絵に力があるときもあるし。
この二つのバージョンの映像を見たい方はその意気込みをどこかに伝えてくださいw

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