メカニックデザイナーの仕事論を読んだ。

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メカニックデザイナーの仕事論
著者/大河原邦男
出版社/光文社 (2015/8/18)

あ、また一年位前の発行か。まぁいいや、内容は普遍的なことが多いので発行からすぐ読まなくてもよいと思う。古くなる事じゃないからね。
というのもこれは細かな技術的なことは書いてなくて、大河原さんのここまでの仕事暦、といっても世界初のフルタイムのアニメメカデザイナーなので、アニメのメカデザインの歴史でもあるんだよね。関わる仕事もアニメ史のエポックメイキングなものが多いし。それと仕事論が本当に論になっていて、アニメに詳しくなくても興味が無くても仕事をする人全てに大変にためになると思う。
文体も口語調且つ平易で読書が苦手な僕でも読みやすい。

メカデザインの基本要素はガッチャマン、ポリマー、テッカマンにあるそうです。

論の部分としては、社会人として仕事をするとはどういったことか、スーツ着るとか、変な挨拶するとか、そんなんじゃなくて、仕事の中で自分が置かれた立場で存分に働く方法、方法じゃないか、実践から感じた心構えみたいな事かな。そういうのが大変分かりやすい。職人とはかくあるべし!みたいなのも無くてほんとにありがたい。
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