出来るだけ自動でセルペイントしてみる

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写真をセル画調にする工程を書いていたのを発掘したので再掲。
古いやり方で、21世紀の今ならどこかのアプリの機能でボタン一発かもしれないけど工夫の一つとして。

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この写真を出来るだけ自動で、ソフトウェアだけでセルシェーダーっつーか、アメコミ調というか、そんな感じにしてみます。
使うソフトはPhoroShopです。同じ機能を持つソフトなら何でも良いです
まず写真を用意します。この写真は自分で撮ったものです。ややレタッチしてます。解像度は300dpiです。解像度は高めが綺麗に出来るコツです。
ここで掲載している画像は部分です。

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背景レイヤーを複製します。
それの輪郭を検出します。そういう名前のフィルタでね。
フィルタかけっぱなしではこうならないので、トーンカーブで50%程度から下をカット、彩度を下げてラインをモノクロにします。

 

 

ラインに色をつけたいときもとりあえず、白黒にしてラインをできるだけ真っ黒にしておくのです。
色は他の色を見ながら最後に調整レイヤーで色をコントロールすると良いと思います。

s06次も背景レイヤーを複製して輪郭を作ったレイヤーの上に載せます。
陰影を作ります。陰影を黒ベタにすると絵がしまるのです。
彩度を下げてからトーンカーブでベタを作ります。モノクロ2値でも良いけど、トーンカーブだと例えば30%と80%以上を同時にベタ100%にすることができるのです。
それだけではエッジにジャギーが出るので、その後フィルタ、グラフィックペンをかけます。するとエッジがペンで書いたようになるのですが、輪郭検出のラインと太さが合わないので、ぼかし(移動)とトーンカーブで調節します。

女性の画像を男が作ってくと、なかなか顔に強めのシャドウを入れずらいですけど、思い切って作ってきましょう。

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色塗り。自動です。
カットアウトを使います。デフォルトでとんとんと進むのではなく、地味にパラメータをいじります。元画像の明るさを変えてカットアウトしたものを、レイヤーで重ねて好みの部分を使います。今回は顔が濃くなりすぎてしまったので、明るくしたものを重ねています。

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足りない色をブラシで塗ります。主に白目とキャッチライトです。肌の部分も随分と飛んでしまったので足します。
ハイライトを塗りつぶすことでフォトリアルな感じをなくします。これも適当に塗り残したりして、絵を作ります。
この部分は自動では無理ですねぇ。これも自動で出来ると絵を描くのが苦手な人でも楽しめますよね。

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こうやってレイヤーごとに作った素材をレイヤーモードを乗算にして合成。一番下の元画像は破棄するか、ラインレイヤーは通常のままにしておくのを忘れずに。
顔は手作業で作った方が綺麗かな。細かいところは自動で出来るとストレスなくなるんで、適材適所で上手く使っていこう。

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