Style2Paintsは線画をアップロードすると自動的で塗ってくれるウェブサービスを試してみた。最近描いているのは怪人ばかりなので、意地悪するつもりはないが女の子の絵が無いのだよ。
チュートリアルもあるので分かりやすい。本当に適当に描いた絵をアップロードするだけで自動で色がつく。
https://style2paints.github.io/README_ja
じゃ、やってみよう。アニメ絵の女の子は他所でも見れるし、僕自身自分で描いているものがどうなるのか知りたかったので怪人で試してみます。
蜘蛛怪人。先にブログに載せているものです。
これと同じか近い状態になるとは思っておらず、それがダメってことじゃなく、線分で区切られていない塗り分けを、全然知らないおっさんと同じ感覚で塗り分けろというのはAIだって無理でめちゃくちゃな話だろう。
線画はこれ。
適当に参考画像を選んでcarefulで着色。
別のサンプルで着色。
いい雰囲気。思った通りに塗るにはチューニングが必要なので、それをちまちまいじってるなら愚直に塗ったほうが思ったように塗れる。まぁ参考画像次第だろうけどね。怪人に対する参考画像がアニメ絵の女の子では無理が過ぎるからね。それでも結構いい線いってると思う。描画サイズにもよるが塗るのも結構早い。三分かかってないんじゃないかな。
次はヒーローっぽい感じのやつで試してみよう。ヒーロー設定じゃないけどね。
設定など含めてこれもブログに載せたもの。線画はこれ。
塗ってみた。
出来るだけ希望の濃紺というか黒い色に近い参考画像を選んではいるが、描きたいものと近い参考データが無いと仕方ない結果になるね。
これは感覚として近い感じになっているのではないかな。任意の場所に思ったような色を塗るならやはり自分で塗るべきだなあ。下塗りには使ってもいいんじゃないかなあ。背景もあってきちんとした絵になってる場合は難しいけどポートレートみたいな絵ならいいんじゃないかな。
次はラフな線のスーパーロボット。
これは任意で色を割り振っているので同じ配色は絶対無理なのでそこは気にしていない。線画がラフなのでどんな感じになるか
結構塗れたね。
三点とも線画すっきり綺麗になっている。塗り自体は頓珍漢だが想定内のこと。線画だと雑然としていたのが着色されて人型が認識しやすくなっている。
囲まれた部分が抜けずに色がついてしまっている箇所もあるが、概ねいい結果じゃないかな。思い通りの仕上がりではないが思っている形をプログラムが認識してくれているように見える。線のタッチも塗り方もこのプログラムの癖のままなので誰でもよいとか大勢で描くからタッチを揃えたいときなどにはいいかもね。再現性の問題もあるし。今の若いアニメが好きな人が好きな感じに塗られるよね。これはね。そのうちもっと自然にとか、参考画像がほぼ無くても塗れるとかより良くなっていくんだろうね。
AIでなくプログラムと呼んでいるのでは、なんかね、AIって言っちゃうと考えるの止めてる感じがしてね。なんだかわからないけどAIっていう魔法だから何でもできるみたいに聞こえちゃうんだよね。単に画像とか音声とか、認識するプログラムとそれらから得たビッグデータを応用してるってことだよね。ほんとに何にもないところから考えていないし、それ言ったら人だって元ネタが何らかの形であって成り立ってるんだけど。その元ネタの持ち方が違うというかね。それと、AIという言葉が大昔のコンピュータ診断とかコンピュータ占いみたいに聞こえるような安い感じに既になってるんじゃないかと。それAIじゃないし単にコンピュータのプログラムだし、ただ画像認識なだけだしって時も恭しくAIになってないかなあ。鼻ピアスして歌ってる人でもないしさ。AIというプログラムには興味があってもその周辺には興味ないかな。
こういうのがあると結構試してますけど単なる興味本位でして、AIで色が塗れるから絵描き要らずとかそういう感じではないですね。結構早い段階で実用的なレベルになるんでしょうが、パラメータを入力するディレクションやプロデュースはAIには出来ないですし。できたらそれは人ですし。
取りあえず僕が見たい怪人は僕が自分も含めて誰かに指示しないと描けないので本音の部分ではどっちでもいいんだよね。