何度目かの、座頭市鉄火旅を見た。

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座頭市鉄火旅(英題/zatoichi’s cane sword 監督/安田公義 1967年 日本)
第十五作目。
悩んでいるシリーズ。市はやくざを辞めたいと放浪する。座頭市喧嘩旅のヒロインだった藤村志保が再登場。当時はやってる芸人も久しぶりに登場する。藤田まことだ。のちに俳優専業になるが当時はコメディアンだった。流行ってる人も登場だ水前寺清子が市と一緒に旅をしている設定でいっぽんどっこの唄をそのまま歌う。しかも市がリクエストして二回目を歌う。二回目はフルコーラスだ。時代を乗りこなすのも座頭市シリーズの見どころだ。


用心棒(1961年)で桑畑三十郎と腐れ縁のように最後まで関りを持つ居酒屋のおやじを演じた東野英治郎が市の仕込みを作った鍛冶屋の弟子で登場。同作は全然関係ないが印象として似たような感覚を持った。今作では途中で死んでしまう。
今は気のいいおばちゃんかおばあちゃんの役でおなじみの春川ますみもこの頃はセクシーキャラ担当だ。
悩みを形としてあらわしているのが仕込み杖があと一回人を切ったら使えなくなるということ。これでアクションシーンに制限が出ることで話に引っ掛かりができ、マンネリの退屈な部分を上手に回避している。


毎回物語は市が事件に巻き込まれていくことで進み、今回もほぼ変わらないのだが、仕込み杖に寿命が来ているという本人に関わることが久しぶりに物語に関わってきている。
鍛冶屋のオヤジから盗まれた仕込みとの対決は劇的だが意外とあっさり終わってしまった。ただ物凄い形相で怪人のような凄みなのに、帰るときは藤村志保の介添えが無いと帰れないのが笑っちゃいけないが笑ってしまう。目が見えないことを罵倒する面もあれば市自身がそれをネタに笑いにしようともする、マンネリを越えた普遍の面白さを作ってるんだろうかとか言うとなんかいいこと言った気分になるね。
冒頭の子供が大勢登場するのもおなじみの光景だ。
英題はzatoichi’s cane sword、座頭市の仕込み杖。今回も物語を端的に表している。

用心棒(1961年)で桑畑三十郎と腐れ縁のように最後まで関りを持つ居酒屋のおやじを演じた東野英治郎が市の仕込みを作った鍛冶屋の弟子で登場。同作は全然関係ないが印象として似たような感覚を持った。今作では途中で死んでしまう。
今は気のいいおばちゃんかおばあちゃんの役でおなじみの春川ますみもこの頃はセクシーキャラ担当だ。
悩みを形としてあらわしているのが仕込み杖があと一回人を切ったら使えなくなるということ。これでアクションシーンに制限が出ることで話に引っ掛かりができ、マンネリの退屈な部分を上手に回避している。
毎回物語は市が事件に巻き込まれていくことで進み、今回もほぼ変わらないのだが、仕込み杖に寿命が来ているという本人に関わることが久しぶりに物語に関わってきている。

鍛冶屋のオヤジから盗まれた仕込みとの対決は劇的だが意外とあっさり終わってしまった。ただ物凄い形相で怪人のような凄みなのに、帰るときは藤村志保の介添えが無いと帰れないのが笑っちゃいけないが笑ってしまう。目が見えないことを罵倒する面もあれば市自身がそれをネタに笑いにしようともする、マンネリを越えた普遍の面白さを作ってるんだろうかとか言うとなんかいいこと言った気分になるね。
冒頭の子供が大勢登場するのもおなじみの光景だ。
英題はzatoichi’s cane sword、座頭市の仕込み杖。今回も物語を端的に表している。

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