仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム(2012年 日本 監督/坂本浩一)
仮面ライダー ウィザードとフォーゼ、MOVIE大戦とプロローグパートの四部作として作られているのだね。見るまで知らなかった。
全体としてはキャラクターを見せるために作られた話で、それぞれの短い時間の中に押し込んだ印象を持ちました。子供向けなのでそうしているのだろう。四部に分けているのも子どもが飽きないようにするためかな。30分でも椅子に座っているのは辛いだろうな。
悪人を作らないためなのか、正義の味方のキャラクターしかおもちゃが売れないからなのか、悪者キャラクターが非常に少なく、年を追うごとに敵キャラクターにかつての東映特撮TVドラマの主人公が当てられている。でもこうやってかつてのヒーローを敵キャラにしているので悪人を造らないことはないんだよね。
悪人にならなかったイナズマンは、全身スーツでなくて特殊メイクで出来たら表情も作れて良かったのに。でも全身スーツもきちんと作られていてこれも良かったと思った。イナズマンは誰もがどうにかしたいが、どうしていいかわからないモチーフだと思う。