11/20に童話講座の第6回目に参加しました。まぁ、毎度どうしたものかとおもいつつです。今回もどうしたものかで、もう自分でテーマを作ってやり切るようにしています。無料講座ですしね。そんなものだと思うのですけど、完全無料ではなかったのでしたw。

やっと引用するテキストが講師の書いた童話になりました。実際は小学校中学年向けのジュブナイルですね。以下では小説と言い換えます。しかし、この小説はかなり前に書かれたようでコンプライアンス的に問題がある部分が見受けられるのです。言葉狩りになるのは良くないものの、時代にそぐわな過ぎるのです。いちいち書きませんけど例えば犯罪や暴力を描いていたとしてもそれを物事の前提にしては行けないのです。ルパン三世だって泥棒なのに毎回盗みに失敗します。これはルパンが間抜けだからではなく、制作物としてのコンプライアンスの問題です。今回は全く同じではありませんが、いじめが物語のモチーフの一つになっています。で、まぁ例えるなら赤鼻のトナカイです。物語は途中まで大体同じです。途中から変わるのはいじめられた人がみんなの役に立って和解することはなく、いじめた人がいじめられた立場に落ちるのです。うんこを漏らした人を笑った人も漏らしたようなものです。そして赤鼻のトナカイは表題の赤鼻が最後に役に立ちますが、こちらは表題のものによっていじめられますが、それとは離れたことが役に立ちます。なのに表題のものが良かったとまとめられます。読後感がとてもモヤモヤと気持ちが悪いです。作家が気づかないなら編集が気づけよw。
講座の内容は毎回のように起承転結を独自の方法で肉付けする方法論を話されていて、なかなかきつい。起承転結が物語の制作の全てであり、これに独自の方法でひとつづつに肉付けすることで物語を作る。ということなのだが、毎回起承転結+1になっている。教える本人自ら自身のメソッドを否定する故地になっていて、受講している立場としてはどうしていいかわからんのだった。起承転結にしても、四つに分割するより三つに分ける、序破急、守破離、上中下、三幕構成、初め中終わり、言い方はさまざまだが三つに分けるほうが全世界的に意外と多くて、漢字で書いている時点で日本や中国に存在するんだよな。三とか三角形とか三つに関わる物事はさまざまなジャンルの基本的な物事の一つになっているので四以上に三を理解している方が応用が効くと思う。しかし、それでもここではあえて物語を四つに分ける構造を採用します。というならわかる。なんにしても毎回同じように同じことを解説されるのは時間の無駄の意味で辛かった。ここで書いていることも自動的に毎回同じことになっているね。
多分、本人も何を教えるのか決めていないのだろうね。カリキュラムを組んでいないので、講座全体の落とし所を誰もわからないまま、毎回新作を提出しろ、しかし書いたものを回収しない、回収しても返してくれない、思いつきでジンを作れ、回も終わりがけに最後に文集を作るから受講者人数分プリントしてこい、その費用は実費だ。無料じゃないのかよw。
ここで愚痴として披露しているのはどこにも申し立てようがないからだ。言っても解決しないからね。ここでは受講者でありたいので、黙って過ごすのだった。
個人的にテーマとしていた、お題を出されずとも七篇の新作を作ることはそれなりにできそうです。さらに三本追加して、九本の話の絵を描いて展示できるようにします。物語を作るのは自分にとって大変なので、作り捨ては辛いからね。