以前務めていたデザイン事務所で、最近潰れた地方のスーパーとデパートの会社のキャラクターを担当していた。僕じゃなくて上司が。とはいえ僕も最後の方はスケッチだけ関わったりしていた。それは各事業所(スーパーとかね)に割り当てていたキャラクターを集合した状態を描くというもので、これが凄く悩むものだった。すべてのキャラクターが同じ人が描いているにも関わらず統一されたタッチや世界観で描かれたものではなかったのだ。グループ会社のキャラクター何だから用途考えろよwと突っ込みたかったが、描いちゃったものは変えられない。しかし全部正面からしか描いてないので立体感がまるで無いw。さらに高度成長期の昭和感覚溢れており、それを誰も指摘しなかったw。というはっきり言って可愛らしさをいっさい考えないおっさんが技巧的に描いたキャラクターなど誰にも刺さることはなく、なのに採用されていたのはジャッジする方も可愛さを一切関知しないおっさんだったからだ。なんと怖い状況。
そのスケッチが昔のスケッチブックにあり、下手糞以前に気持ち悪い画風で。当時からほんとに嫌だったなあ。むっちりしたおっさん感覚が溢れすぎて。
で、そのスケッチと言うかほぼ下書きが悔しかったのだろうか、隣にその頃から自分なりに書き直したスケッチがあり、それを見ながら描いた。そのままではなんですので、どんくさい田舎者がなにかのパーティへ喜び勇んで行く瞬間を想定しました。やっぱりそれでも昭和なのでそのうち描き直す。
Procreateでドローイングとペイント。