壁画はペンキで描いています。様々なものへの耐久性が高いからです。その代わりに絵具の良さはいっさいありません。そこをだましだまし描くのです。ペンキそのものもそうですが、筆も一般的な絵の具の筆では一日で穂先がだめになってしまいます。コストとしても材質でもあまり高級な筆は使えないなと思って、ネットでも調べてみると、百円均一ショップの筆で毎回使い捨てで作戦を立てた方がよさそうだったので、ダイソーなどでナイロン製の筆があったのでそちらを購入。これは正解で、三日くらいは穂先がもちます。ただかなりこまめに洗ったり、穂先を整える意識がないと一発アウトですねぇ。それと、筆に絵具を含む感覚はほぼなく、筆全体で絵具を掬うような感覚です。よりよい筆でなくてもそこそこよい筆はないかと探してたら水筆がありまして、これの筆がPET樹脂でできているのです。予測はできませんでしたが、せめて穂先が三日以上もてばいいかと思いました。で、実践。
結果は穂先は比較的そろうのですが、さらに絵具をすくう感覚で、ほとんど筆に絵具、ここではペンキですが、表面にくっついているようなものなのです。すごい描きにくい。描きにくさはもう一つあって、穂先に絵具がつかないのです。穂先を避けていくようなのです。単に塗るだけなら良いんですよ、筆も柔らかいしベタ塗りには問題はないです。細い線や、当初の目的の輪郭を描くには全く向きませんでした。結局塗りだけに使って、一日で穂先がそろわなくなりました。
ということで、ペンキのときはダイソーのナイロン筆を毎回使い切りで描きます。