何度目かのフランケンシュタイン 死美人の復讐を見た。

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フランケンシュタイン 死美人の復讐(原題/Frankenstein Created Woman)(1967年 イギリス 監督/テレンス・フィッシャー)

四作目。ちょっと飽きてきたw 二作目で終わっておいたら綺麗だったのにな。
さて、Frankenstein Created Womanはタイトル通りにフランケンシュタイン博士は女性を造ります。毎度ハマー版での人造人間とは寄せ集めた死体に生きた脳を移植するという設定です。これは毎回変わらないです。
助手はおなじみのハンスで、この人は名前が同じだけで毎回設定が変わります。メイドは登場しないけど、ハンスの恋人クリスティーナが登場。この人が毎回登場する障碍のある人にあたります。もう一人助手がいまして、この人の方が本来の助手に近いかな。この回から博士は手が悪く、黒い手袋をしている設定が追加されました。
そうそう、今回も博士はお祝いのシャンパンを助手やハンスに金を出させるくらいに貧乏です。

ハンスは村人にあらぬ罪を着せられ、冤罪のままギロチンにかけられます。ギロチンが村全部からよく見える丘の上にあり、まるで村のシンボルのように見えます。博士は助手を勤めるヘルツ医師と魂を捕まえておく装置を完成させますが、魂をどうやって取り出すかは不明のままです。一応前回からの踏襲としてオカルトが入ってきましたね。しかし、ハンスの罪は博士の証言によって決定された部分もあり、博士にとっては単に研究に使える新鮮な脳が手に入るくらいにしか考えていなかったのかもしれません。そして人造人間の手術が引き続き行われ、これからハンスの脳を移植するぞ!て時にクリスティーナがハンスの死を見て世を儚んでの投身自殺。なぜかフランケンシュタイン博士の研究室へ運ばれる。助手は断るが、博士は当然真面目な顔をして引き取るのでした。こういうときの博士は機転が大変利きます。今製造中の人造人間は中止してハンスをクリスティーナに移植します。しかしクリスティーナの障碍が不安の助手は躊躇いますが、博士は俺が教えるからお前が手術しろとノリノリで、手術は当然のように成功し、クリスティーナは復活します。

あれ、フランケンシュタインシリーズに関してはあらすじを書いちゃってるなあ。実はそれくらい絵的には見所が少ないんだねえ。

クリスティーナはハンスの魂によって再生したものの、ハンスの魂も生きていて、クリスティーナに復讐を遂げさせます。こうやってクリスティーナは怪物になっていくのでした。といっても見た目は全然違うんですが。復讐を遂げたクリスティーナは持ち歩いていた(何故か持ち歩いている)ハンスの生首に復讐が終わったことを伝えて、再び川に身を投げて映画は幕になります。今回は怪物よりの話だったかな。物語の主軸として博士はいなかった気もするね。

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