懐かしい場所に行く。

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懐かしいと言いつつ、結構通っているんだが。ここは瓦を製造していた工場で、幼少の頃に粘土を失敬して作品作りに勤しんでいた。乾燥させるために向かいのお寺だと思っていた説教所(ってなんだ?)の基礎の隙間に安置していたら次の日までに撤去されていたりした。何十年も前に工場は閉じていて、粘土は山になって残っていたものの、気がついたら無くなっていた。その隣は畑だったが、ついに家が建つようだ。施主の名前が瓦工場の持ち主のと同じなので多分、お子さんといってもいい年齢だろう、その人の家なんだろうね。この畑で遊んだことはないが、その畑と道の境になっているコンクリートの小さな境を歩いたり、その道で遊んでいた。当時は車も少なくて、今も少ないんだがもっと少なくて、子供が遊ぶのにちょうど良い感じの広さだった。

特に何かあるわけでもなく、子供にとってただ広い場所でしかないのだけど、それだけで十分遊べた。スポーツに興味もなかったので、その辺の草とか虫を捕まえるだけでも十分楽しめた。粘土もあったしな。当時は家を作ってもその場で加工することが多かったので端材が施工現場にあったんだよ。それを失敬してきて謎のオブジェを作ったりもした。やってることは今とほぼ変わらないな。多分あらゆる意味で原点なのだろう。ここ以外の場所はかなり早い時期に住宅がたくさん建ち、既に景色は違うものになっている。ここが最後くらいかな。昔のままであったとしても寂れてしまってこちらも当時の景色を残していない。

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