ゴジラ2000 ミレニアム(英題/Godzilla 2000)(1999年 日本 監督/大河原孝夫)
ゴジラはシリーズを重ねるごとに物語がゴジラそのものから離れようとしている。1984以降でそれは回避されているけど、設定上の強さがインフレを起こしていて作るのがつらそうにも見える。
戦車など上手いこと使ってるシーンもある。演技以外は1984以降のほうが良く出来ている事も多いんじゃないかな。
コジラ ミレニアム初見では子ども向けで、これまでの方向性は止めたようで残念だった。当時は見てもいなかったがVSシリーズは少々大人向けだと言われていたので、しかし怪獣ものに大人も子どもも無く、問答無用で子供向けなんだよね。ちゃちな話という意味でなくてね。再度見ると子ども向けとしてバランス取れてるんじゃないかと思うようになった。
影の薄い対抗する怪獣はやっぱり要らないんじゃないか。ゴジラだけで十分脅威な演出になっているので。
登場するゴジラは海を泳ぐのが似合うデザインで、VSシリーズのモスゴジ風とは違っていて良かった。モスゴジみたいなものならモスゴジでいいもの。