毎度展覧会で感想をいただけるようにゲストブックを作っています。
そもそも書いてもらえないと思っていたので一人でも一言でも書いてもらえたら大成功なのですが、そこそこの方々に比較的文章を書いていただけています。
書いてもらうにはコツがありまして、誰でもできるのでお勧めしたいです。
個人情報を書いてもらわないことです。殆どの画廊などでは芳名帳を用意しているでしょう。そして個人情報を書くことを強めに言われます。書かないと入れないくらいです。それを止めます。
主催の方は何をしたいか知りませんが、最近はかなり物騒ですし、絵を見に来た人たちは最低限で、僕らを知っている僕が知らない人たちです。友達じゃないですし、族でもありません。個人情報を書かせるだけで相当壁ができます。お客さんの感想が知りたいのか名簿を作りたいのか、これに関しては二択だと思います。
実践としては、ゲストブックの毎ページに「日付と名前(ペンネームで良いです)と感想などを書いてもらえるととても嬉しいです。」と書きます。
もう一つは自分でもたくさん文章を書いて展示することです。
やってみて気がついてのですが、まあぼんでは解説などを比較的あさり書いていて、自分だけの展示はわざと長文にしていました。これは感想が欲しいからではなく、画面に文というより文字列がぎっしり入っている状態を作りたかった(そういう作品としたかった)からで、この二つを比較すると僕の展示の方が感想の文章量が多いのです。結果として大量の文章を見ることでそれにつられているのです。
実践としては大量を文章も展示するのです。文章はなんでも良いわけではなく、自分で展示内容や自分たちのことを書かなければならないです。
僕は展覧会での顧客名簿は特に欲しいと思わなく、見てもらった方々の感想に興味があったし、実際書いてもらった文は今後にとても参考になるし、展覧会をやって良かった一番の成果だと思っています。