最初に感想。一人で調べたり試行錯誤しながら出来なくはないが先が見えないし、ツールの存在を教えたやつが適当なので教えを請うことも出来ないのはまいった。ただただぶっ飛ばしてやりたいし、あいつとあいつのいる会社は全然センスないとか言いたい。不親切。
さて、切り替えて何をしていたか。OBS(もう面倒なのでこのあたりは検索してくれ)でiOSデバイスをカメラとして使うアプリを使う方法だ。操作自体は難しくないがインストールするまでが先に書いたように大変だった。
使うアプリなどをリストアップする。
必要なソフトウェア
NDI HX Camera(iOSデバイスをwebカメラとして使うアプリ)
NDI HX Capture(iOSデバイスのスクリーン(画面)をOBSなどにミラーリングするアプリ)
obs-ndi 4.9.0(OBSでNDIツール(先に挙げたカメラアプリなど)を使うOBSのプラグイン。MacとWindows用がある。)
NDI Tools (各種NDIツールの詰め合わせ。OBS以外でカメラアプリを使いたいときなどに利用。MacとWindows用がある。)
OBSで使うだけならNDI Toolsはなくてもよい。毎回ubuntuで使うことを書いているし、実際使っているが今回はubuntuは抜きで進める。少し面倒だからです。
あー、OBSはインストール済の前提です。先にインストールしてセットアップしといてね。
OBS(Open Broadcaster Software)
ソフトウェアの準備
NDI HX CameraとNDI HX Captureは使いたいiOSデバイスにインストールするだけでいい。こちらでの設定は特にない。あえて言うなら使いたいときにはOBSより先に起動しておくことです。
カメラの用意をしただけではOBSで使えない。OBSとカメラになったiOSデバイスを通信するためのソフトウェアが要ります。それがobs-ndiです。インストール後にOBSを起動するとruntimeがないからここからDLしてね!という意味のダイアログが出るので粛々とDLしてインストール。ここまでで一度パソコンを再起動しておくと良いっぽい。おまじないだと思って再起動しよう。
これで準備ができました。MacとWindows両方にインストールして試したけど、ここではWindowsで説明する。常用しているのがWindows程度の意味です。
iOSデバイスはiPad ProとiPod touchを用意しました。素直にiPhoneじゃないのは持っていないからです。しかし2つあるのは意味があります。今回はiPod touchでNDI HX Camera、iPad ProでNDI HX Captureを起動しておきます。元々iPod touchでNDI HX Captureは使えないのでした。
ここからはすごく簡単です。結果がすぐに見えるのは本当にやりやすい。それではOBSを起動します。
ソースの+をクリックすると素材の種類を選べるのですが、ここにNDI Sourceが追加されていますので、選択します。
選んだけではソースに追加されるだけのでNDI Sourceの文字をダブルクリックして設定画面を出すのはおなじみですね。この段階ではSource nameの欄がブランクなので上下三角をクリックしてリストから選びます。このときはiOSデバイスを一つしか起動していなかったのでリストには一つです。選びます。高解像度で配信したいならBandwidthをHighで、マシンスペックと帯域と相談しつつ、如何ともし難い場合はLowestにします。今回はLowestにしました。これでもカメラからのレイテンシーは数秒あります。実際に配信すると更に遅延します。
レシーバー的にプラグインをインストールしたとしてもあっけなく繋がります。カメラといいながらiOSデバイスのマイクやデバイスからの音も使えるので音楽を流すなどにも使えますね。曲だけなら直接オーディオIF経由で送ればいいんですが、気軽にできるという意味でね。
次はスクリーンキャプチャやってみましょう。
NDI HX Captureを起動します。NDI HX Cameraと同時に起動していないのでわからないけどとりあえず一つづつ起動しています。
同じように設定画面からSource nameの欄からデバイスを選びます。ここではMURBO1ST-IPAD(Display)です。()外の名前は自分でつけたiPadの名前です。
カメラと同様のレイテンシーがあります。iPadのディスプレイをミラーリングするのはMacではQuickTime Playerを使う方法があります。OBSではQucikTime Playerのウィンドウを指定するのです。だいたい同じ感じです。しかしWindowsでは出来ないのでこれは嬉しい。
色味の変化は同様にあって、若干赤っぽく出るようだ。
本当は若干じゃない。まぁまぁ赤い。雰囲気使えるくらいなんだけど、それは映像仕事レベルの話でイベントとかライブとか再現度よりノリと勢いが優先されるような状況なら問題ないと思う。
最後にiOSデバイスを2つ起動させていたのはこれをやりたかったら。カメラ無しの貧乏配信が一気に2カメです。iPod touchにNDI HX Camera、iPad ProでNDI HX Captureを起動してOBSで確認すると2つとも認識しています。それぞれにソースでNDI Sourceを追加して割り当てます。同時接続が何台まで対応しているかわかりませんが、NDI HX CameraかインストールされているiOSデバイスがあれば複数カメラが手軽に出来ますね。ということで、動画配信などやらない人もとりあえずNDI HX CameraとNDI HX Captureはインストールしておくと良いね。2020年5月末までは無料でDL、使用できます。
てなことで、全然NDI ToolsがDL出来なくて半日困っていた。それはOBS以外でもwebカメラとして利用したかったからだ。しかし一向にDL出来ないのでOBSだけに限定してしまいました。自分で使うのはこれだけだしね。メインカメラは他にあるのでサブ、あるいはiPadのスクリーンキャプチャができればOK。それでも使いたかったubuntuでは出来ていないんだよね。
しかし今だにNDI ToolsがDL出来ない。https://ndi.tv/tools/#download-tools