2020年4月6日のランチ

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昨日のランチはハヤシライス。おまけはサラダと福神漬け。福神漬けはすごくパリパリしていてこれだけでも美味しい。

味は深めのコクのある甘めの美味しさで大人も子どもも楽しめる。美味しい。美味しいけど今回は料理の周辺の話。グルメの人たちは美味しい料理を紹介したり批評したりしていますよね。多分そうだと思っています。その美味しいは個人的な視点の評価だったり、売れるかどうかはなんて言ったらいいんだ、営業的な評価だったりするのです。営業の視点からはともかく、個人的な評価は自身の年齢とか現状の生活環境とか単なる好みとかに左右されるのです。あーだこーたうんちくいってもあくまでも自分の視点から見たものなのです。これに左右されてしまうとそのグルメの人たちの年齢や生活環境の人にリーチされるものは出来てもそれ以外には届きづらいのです。と思ったのは、このハヤシライスと若干甘めな味とカレーライスのあまり辛くないこと。あ、甘めな味って言ってるけど、このハヤシライスはめちゃめちゃ美味いからな。デミグラスのちょっとした苦味みたいなものあって、繰り返すが子どもが親と一緒のものが食べたいとか少し背伸びしたものを選びたいときに最適だ。その視点がないんじゃないかと思った。子どもなんかなんでもいいわけはないんだ。親に連れて行ったもらう飲食店は子どもにとって食の原体験になることもあるんだ。今ならファミレスもそうだろう。しかし、学生や社会人になってかつて子供の頃に食べた店の料理が気になったとき、どんな料理だったら嬉しいだろうか。ファミレスの痩せた味でいいのだろうか、地元の小さな料理店で業務用のカレーをさっと掛けたカレーライスでいいのだろうか。それも親といった思い出なら何でもいいと言われればそうかも知れない。それでも僕は自分が子供の頃に美味しいと食べた料理が、きちんと考えて作られて、今も美味しいと感じられるもののほうが良くないかな。
マニアのための先鋭化した料理も良いでしょう、それとは別の視点で子どもたちのために子ども向けではないが子どもも食べられるきちんとした料理の存在は大切じゃないかとか思いました。

実際、上京した友人が子どもの頃に連れて行ったもらった店に、いい大人になって一緒に食べに行ったら、家で作ったハウスジャワカレーと同じ味がしたのでしれっと厨房を見たら業務用のジャワカレーがあった。という親との思い出がジャワカレーではなんか辛いので子どもの頃の食は栄養以外にも大切なことがあるよなと思った。ってのが少し考えるきっかけになった。

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