何度目かではないパラダイス・キスをTVで見た。

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パラダイス・キス(2011年 日本 監督/新城毅彦)を見た。
116分に原作マンガにあったことを詰め込もうとしてこうなったのか、原作と別の方向に向かおうとしたのか、真意は分からないが、話もキャラクターも調子が良く、台詞の中で厳しいことを言っても説得力が無いように見えました。調子がいい割には天才的な能力のデザイナーの服が全く売れず、卒業制作も一番人気では無いのが、どう理解していいかわからなかった。本来逐一理解する発想すら持たなくてもいはずなのに、ワンシーンごとにこれは何か理解しようとしなくてはならないのは、多分僕がこの映画の対象年齢でも顧客対象でもないからだと思いたい。

登場人物も見た目でこの人が何なのか、説得力が無い人もいた。主人公なんだが。
学生が見つけた素人モデルだとしても、すでに仲間に女性がいてそんなに見た目も悪くない、そんな人よりも背の低い全然知らない人を選ぶだろうか?
私はファッションモデルをやりたい。見た目は問題があるかもしれないが、たいした事の無い服でも、私が着て歩けば輝いて見えるからやらせろ。というなら、わからんでもないけど。

台詞で、ちょいちょい面白かったのは、ここはどこか、何をやっているか説明してる。心理状態なども他の人が台詞で説明していて、こうやってもいいんだと思わせた。じゃなくて、状況や心理状態は演技や演出で見せていかなくちゃいけないんじゃないかな。

登場人物全員の親が金持ちという仮定があるとしても皆建物の空間が大きく、ゆとりがあり、これで貧しい女の子は夢を見れるかもしれないが、作品世界がこれで構築されているので、劇中で特別なことがあっても普通のことに見えてしまう。
専門学校のバランスも違和感があった。学校は超絶に敷地も広く、建物も空間にゆとりがあるのに卒業制作のファッションショーの規模がつりあわないサイズだった。小さいのだ。ここだけロケ地がなかったのか。

ということで、いつもは見ないジャンルの映画を見てみた。

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