9月の展覧会で映像を展示したいと思っていて、そのために5月はずーっとその映像を作っていたのですが、30秒くらいしかないのに一ヶ月かかるとなかなか辛いね。その話はそのうち書くとして、今回は展示するための話。
どうやって展示するかなどの前提は省略し、Amazon Fire TV Stick(以下、Fire Stick)で再生することにしました。僕にはお金も時間もないんです。これが一番安いのです。しかし、安く済ませるためには工夫が必要です。それを書きます。
何がやりたいかと問うならば、Fire Stickのローカル(本体)にデータを保存してループで再生したい。これです。これをやるためには色々ハードウェアが要る解説はネット上にありましたが、マイクロUSB端子で分配するOTGケーブルやSDカードの場合はカードリーダー、またはUSBメモリが追加で要ります。今回は一回しか使わないし、データも1GB少々です。何より、FIre Stickにはローカルに8GBのストレージがあります。再生用のアプリ、VLCをインストールしても空き容量にムービーデータを格納できます。僕はここに格納したい。それと、会場での取り回しをシンプルにしたいこともあります。ローカルにデータを保存はできますが、何故かネット上の解説はほぼOTGケーブルで電源と外部ストレージを繋ぐ話ばかりです。何かの陰謀ですか。
やっとやり方です。枕が長くてすまんね。
前提として何らかのパソコンとネット環境と、クラウド的なサービスが必要です。ゆえに簡単でもハードルが高いかもしれん。
さらにFire Stickでムービー再生アプリのVLCとデータのダウンロード用のDownloaderをダウンロードしてインストールしておきます。道具は先に全部用意しておいた方が気が楽です。DLしたら一回くらいは起動しといた方がいいかもしれませんが、設定などは特にやらなくていいです。
まずパソコンで保存したいムービーデータを自分のウェブサーバか、クラウドにアップします。スマホなどでもできるかもしれませんが、正直面倒だと思います。
次にアップしたデータのURLをFire Stickのアプリ、Downloaderを起動して入力します。これでDLが始まったらしばらく待ちます。

DLできました。
DLフォルダにDLされますので、この場所が気に入らないなら移動します。僕は今回だけなのでそのままにしました。この場で再生して確認することもできます。

次にVLCで再生してみます。VLCを起動するとFire Stick内の各種メディアを勝手にリストアップしてくれます。今DLしたムービーデータも見つけてくれていますので、それを確認したら選択してクリックするだけで再生できます。ムービーは複数ありましたが、先に一本にまとめてしまったのでプレイリストは作成しませんでした。そもそもプレイリストの作り方がわからん。それでもリピート再生はしたいので、ムービーに対しての設定でリピートするように設定しました。
一応やりたかった本体のストレージにあるデータの再生はできるようになったのですが、本番のTVでテストできていなかったり、常にネットに繋がった状態でしか起動できていないので、不安はまだあります。
Amazon Fire TV Stick HD
Downloader

TV Stick で ftp サーバーを動かすと一層、簡単です。
https://f-droid.org/ja/packages/be.ppareit.swiftp_free/
以前は、ネットに繋がっていない時は「ホーム画面を表示できません」となるので
設定ーアプリケーションーインストール済みアプリを管理
としてインストール済みのアプリの一覧を表示させ、VLC を選んで「アプリを起動」
としないと VLC を起動出来ませんでしたが、その後の OS のバージョンアップで、ホーム画面から VLC を選べるようになりました。
なお動画ファイルが1GBともなると、本当に最後まで再生できるか確認した方が良いと思います。
おー!ありがとうございます!
また展覧会をやるので、チャレンジしてみます。