昭和33年、1958年、7月頃。
アジア宙域で遺跡発掘団の一員が古代文明の遺跡を発見。採掘中に盗賊団ジャーゴンが現れ、遺跡を強奪しようとする。その最中に一番大きな遺跡の大鷲の像が動き出し、発掘団の一人、緑山猛に右足で掴んでいる黄金の仮面を被せてしまう。
仮面は光り、調査員と一体になる。鋭い風が巻き起こり、大鷲の足首を切り落とし、落下する。大鷲は口から破壊音波を出し、洞窟を破壊してしまう。ジャーゴンも調査団もみな生き埋めにされる。緑山の黄金の仮面がオレンジ色に光り、つけたまま周囲の岩などに包まれ、仮死状態となる。
仮面をつけた緑山は事故を発見した地元警察、軍などによって、遺跡として救出され、他の遺跡とともに日本の研究施設へ運び込まれる。そこで蘇生し、深夜に逃亡する。友人の安藤私立探偵事務所へ潜り込み、探偵安藤三蔵とともに仮面の秘密を解こうとする。また、遺跡を狙う盗賊団ジャーゴンも日本に上陸し、黄金の仮面を狙う。緑山はレインボーマスクを名乗り、七つの力を駆使してジャーゴンの刺客を迎え撃つ。
仮面は七色に変化し、色によって七つの自然現象などを操ることができる。しかし、実際にはその自然現象を操る幻覚を相手に見せているだけ。ほぼすべての人がこの幻覚を見ることができるために実態があることを疑う人はいない。黄金の仮面の能力として飛行と仮面を被った人の五感を先鋭化させる。
仮面の七つの色はそれぞれ、赤は火、水色は水、オレンジは土、砂、緑は風、金色は光、紫は天候、雲、紺色は電気を操る能力を発揮する。
次々と刺客を倒し、ジャーゴンを追い詰めるが組織の作った狂い人たちに刺し殺されてしまう。狂った人には幻覚が通用しないのだ。
倒れた緑山の仮面は金色に光って鷲の形に変化、狂い人たち全て倒し、何処かへ飛んで行ってしまった。