何度目かではない、龍三と七人の子分たちを見てきました。

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龍三と七人の子分たち(2015年 日本 監督/北野武)を見てきました。
感想を書いてみると、北野映画的な間はあまりなく、音楽もいつもの寂しい感じではなかった。団塊の世代は凄い的な事も無く、隠居した鼻つまみ者のヤクザとして描かれていた。

いつまで経っても社会に馴染めないヤクザなので、若い新興ヤクザ以外にも普通のジジイにも暴力を振るっていた。
メインキャスト以外のディティールをぐっと省略しているので、脇の人が中心に来た後が投げっぱなしに見えなくも無い。これは自分が何でも説明してしまう最近の映画に慣れきっているからだと思う。
ジジイの人数が多いので、クライマックスに数人強制的に退場させている。やっぱりメインで動かせるのは五人までだと思った。
ツービートの漫才を知っていると笑いやすい。
カーチェイスが良かった。このシーンはずっとアフレコっぽいけど、ウンコを漏らすシーンはインサートがあっても良かった。おならをちょいちょい出してたので、ウンコが落としになるかと思った。
座頭市の大ボスが座頭市みたいなことをやる。回想シーンの殺陣に切れがあった。
刑事があまり前に出てこないので物足りない感じがした。
落しが往年の刑事ドラマを思い起こさせる。これも漫才のオチを見るような感覚もある。
これ、座頭市、アウトレイジ以降公開順で見ると北野映画を見た事の無い人は見やすいかもしれない。

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