SPL/狼よ静かに死ね(原題/殺破狼)(2005年 香港 監督/ウィルソン・イップ)
演出も絵作りも目茶苦茶荒い。ラストのカットなんで悲劇なのにコントだ。この荒さが味になってると思った。このラストは絵としてアンタッチャブルを思わせるね。
刑事とマフィアの善と悪が交錯するのは今なら特別なことじゃない。それをこの映画では物凄く直接的にやってる。戦ってるときにマフィアのボスの嫁から電話がかかってきて赤ちゃんが会いたいとか話すのだ。
サモハンの切れすぎる殺陣が目茶苦茶浮いている。戦ってるときのサモハンは完全に主役だ。年齢的にまだ動けるのか!と思ったらさすがにダブルのようです。それでも若手で同じような巨漢がいて、ビシビシアクション出来てるのは凄い。