96時間(原題/Taken)(2008年 フランス 監督/ピエール・モレル)
娘を持つ父親なら物凄く痛快に見れる。あるいみおっさんの夢、妄想の具現化じゃないかな。だから主人公に対して凄く都合が良い事が起こる。娘が誘拐されたのに都合がよいも何も無いように思われるが、自分が活躍するシチュエーションが作られることについての都合は天井知らずに登場する。
ラスト近くもさらに危機が訪れるような不安が予想されるが、今作ではスルーされ、続編に持ち越される。では今回はどうなるかと問うならば、驚くほどのハッピーエンドが待っている。
では、この映画はつまらないダメなものではなく、凄くまとまっていて見やすい。おっさんの為のファンタジーと思うと興味深く見れる。時間軸の流れとか、一つずつのアクションとか凄く決まっている。見やすいことが面白さに繋がっている映画だと思った。