似顔絵を描いての感想。

投稿日:

似顔絵を描いての感想は、顔には人生が出る。良い人生か悪いものかは問わない。出るものは出る。人生とはその人の経験とかだ。その人生が良くても悪くてもあればあるほど描きやすい。無い人はとても描きづらい。描きづらい人は誰かと問うならば、子供だ。特に乳幼児。人生がほぼ無いのでとても描きづらい。
かと言って俺は人の人生を描いているとは思わない。そういうことをしたいのでは無い。描いてみたらそうだったということ。

もちろん、見たまま紙に描き写せば良いのでそうしているが、それでも描きづらいのだよ。少し前はシワがあると密度が上がるので描きやすいのでは無いかと思ったことがある。しかしそういうことでは無いのではと思い返したのが乳幼児を一年描いてみてのことだ。慣れてきたことも描きやすさの一つだとは思う。それ以上に小さくてもできることが一つづつ増えることがとても大きな経験値になる。良くも悪くも経験は表情を作る。
似顔絵の専業の人のような量産しやすく見栄えのするタッチで描くことも知っておくのは無駄にはならないとは思うが、同じ人を撮影してもコマーシャルとブライダルの写真家のタッチが違うように、それはやりたくないのだよね。
なにしろ顔には人生が出る。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です