座頭市喧嘩旅(英題/ZATOICHI ON THE ROAD 監督/安田公義 1963年 日本)
座頭市シリーズ第五作。全体の物語は前作と同じだ。道中で知り合った若い女との交流でほぼ一方的に女が市に片思いし、映画のラストで市が一方的に黙って分かれる。その間に立ち寄った町のやくざの抗争を対抗する組の全滅を持って解決する。
この映画から初めて夜中の対決で「検討つけて切って来な」と、賭場でイカサマを見抜くシーンが登場する。
ヒロインが藤村志保で当たり前なんだけど若い。僕はかなり高齢の藤村志保さんしか映画で見たことが無いので新鮮だ。年齢は確かに感じるが大きく印象が変わることが無いのは凄いなと思った。今の若手の女優もずっと同じ役ではなく、年と取れば藤村志保のようになっていくのだろうな。
市の髪は微妙に伸びていて、坊主と呼ぶには無理があるくらいになっている。
下塗りの補色。